妊娠中は歯医者に行ってはいけないの?虫歯になったらどうするの?

「妊娠中は、歯医者に行けない。」
と聞いた事ありませんか?

 

でも、妊娠期間は10ヶ月もあります。

 

急に歯が痛くなったりすることも考えられますよね。

 

妊婦だからといって、歯医者に行けないのは、困りますね。

 

 

実は、妊娠中に虫歯になる妊婦さんは多いんですよ。
理由は様々です。

 

まずは、つわりでしっかり歯磨きすることが出来ない。

 

歯磨き粉の匂いや、味がダメな場合もあります。
歯ブラシを口に入れると、吐き気がする人もいます。

 

虫歯の原因となる歯垢が、溜まりやすい状態になってしまうんですね。

 

他にもホルモンバランスの変化によって、唾液の性質が変わってしまいます。

 

妊娠によってホルモンバランスが変化することで、女性ホルモンを栄養とする虫歯菌(ミュータンス菌)が増殖しやすくなったりします。

 

また、妊娠すると唾液の量が減る傾向があります。
口の中が酸性になりやすく、歯の再活性化の動きが鈍くなったりするんです。

 

妊婦さんの体調によっては、こまめな食事になったりします。

 

本来なら、食事と食事の間は、唾液で口内を中和します。
ですが、食間が短くなるので、口内の中和時間が短くなります。

 

その結果、虫歯になりやすい状態になったりします。

 

妊婦さんは、妊娠する前と比べても、虫歯になりやすい体だともいえますよね。

 

 

でも、
「歯が痛いだけなら我慢して、出産してから治療に行こう。」
なんて考えているのなら、ちょっと待って下さい!

 

歯周病になった妊婦さんは、そうでない妊婦さんよりも7倍も早産のリスクが高くなると言われているそうです。

 

低体重になるリスクも5倍にもなるのだとか。

 

この数値は、タバコやアルコール摂取よりも、リスクが高いと言う報告例があります。

 

これは、子宮収縮作用のある「プロスタグランジン」という成分が活性化する事が原因と言われています。

 

細菌に感染したり炎症を起こすと、それを抑える「サイトカイン」という成分が分泌されます。
これが「プロスタグランジン」を活性化してしまいます。

 

また、無事出産した場合でも、母子感染で虫歯菌(ミュータンス菌)が乳幼児に移ることがあります。

 

虫歯菌に感染すると、子どもまで虫歯になってしまいます。
一度、感染した虫歯菌は、完全に除去するのは難しくなります。

 

 

妊婦だからといって、
「歯医者に行ってはいけない!」
ということはありません。

 

身体に障るレントゲンや、麻酔治療はできません。

 

ですが、歯を削ったり、埋めたりする治療を受けることはできます。

 

確かに、妊娠2〜3ヶ月くらいの妊娠初期はつわりもひどい時期ですし、安定期ではないので避けたほうが良いと思います。

 

でも、妊娠中期の5〜8ヶ月くらいであれば、治療を受けても大丈夫ですよ。

 

でも、一番良いのは妊娠前に歯周病や虫歯の治療をしておくことですね。

 

妊娠中でも、妊婦歯科健診があるので虫歯予防を心がけたいですね。

 

妊娠中の虫歯に悩んでいるのなら、放置しておいてはいけません。
まずは、歯医者に行き、妊婦であることをつげ、相談しながら治療を始めてくださいね。